ギリシア神話の母の愛
ギリシア神話には、女性の愛、母の愛があるんだって思えます。
大地の女神レアーの愛としては、夫クロノスが「いつか子供たちに打ち倒される」というウラノスやガイヤの予言を恐れ、自分たちの子供を飲み込んでしまっていたところ、子ゼウスのときは、代わって石をクロノスに与え、ゼウスを隠しました。
豊穣の女神デーメーテールも、娘ペルセポネーがハーデースに誘拐されたことを悲しみ、神殿に隠れ、作物が育たなくして、ペルセポネーに会えるようにしたと聞きます。
男のほうは勝手ですが、女のほうは子を想うものということでしょう。
ライオンは、オスは、自分の子でない子ライオンを殺そうとするらしいですが、母ライオンは、子ライオンを守ろうとするらしいです。そういう愛情があるんだって思えます。
あやっちは、もちろん子供はいないのですが、もし子供ができたら、そういうものかとも思えます。