本当は怖い太陽…のお母さん
梅雨に入って、夏の空が恋しいですねぇ。
夏は、夏休みは、水着を着て海にっ、帽子をかぶって山にっ。
あやっちは、紫外線が気になるので、夏はちょっとって思ってますけど、でも、夏の解放感は大好きです。
何年か前、湘南の海で貝殻集めたりしてました。水の流れ込むところがあって、冷たいんですよね!!
ところで、夏と言えば、太陽。太陽と言えば、神っ!!
太陽神は、さまざまな神話で出てきます。祖先を神に持つ(と、うそぶく)王権も民族も、太陽のような明るく力強いほうが自分たちの神にふさわしいと考えますものね。
そこで、アポローン、、言わずと知れたギリシア神話の太陽神*1、オリュンポスの十二神です。ですが、このアポローンのお話ではありません。アポローンの母親、レート―のお話です。
レート―は、ギリシア神話に出てくる女神で、ティターン族のコイオス、ポイベーの娘です。ゼウスとの間にアポローンとアルテミスを産みます。
この際、レートはヘーラーの嫉妬を買って、出産を禁じられます。ですが、ゼウスやポセイドンの助けもあって、無事出産。
アルテミスのほうがお姉さんですね?
お姉さん、多いように感じます。
話は戻って、レート―は性格が悪いです。
レート―親子に水を飲ませなかった村人を蛙にします。乳呑児を抱えたレートの乞いに水一滴も飲ませまいとした村人にも、因果応報的なところもないわけではないのですが、ヘーラーの命もあることから仕方のないところもあって、蛙はちょっとひどくないかって思うんです。
村人は、池の水をかき混ぜて濁すことで飲めなくしたのですが、濁った水に似つかわしいから蛙なのでしょうか? それとも、蛙になにかイメージがあるのでしょうか?
レート―については、この事件が有名ですが、他にも虐殺事件*2を起こしています。これは、ティターン族の風が強いからでしょうか?
ところで、ポセイドーンがレート―を助ける際、ヘーラーの言葉に違反しないようにデロス島*3を波で覆ったとのことらしいですが、ここは気になります。
宣言されたものは守る必要、すなわち、規範化でもされるのでしょうか?
つまり、宣言に反して何かがなされた場合、報復を受ける?
これは、宣言に反しなければ、報復されないことを意味しますから、そういうルールみたいなものですよね?
そして、その報復は、報復するほうの力が弱ければ、ぜんぜん気にならないものでしょうから、違反したほうが『甘んじて受ける』のか、誰かが助けてくれるのか…。
あるいは、言霊、呪いの類と同一なのでしょうか?
ちなみに、アポローンは、『ゼウスの誤謬なき考えを、人間どもに予言しよう』と宣言して、法の思想や秩序と結びついているそうです。