昔の話の不思議
先日書いた面白いもののうちの一つ、サロメについてです。
サロメは、自らの舞のご褒美として洗礼者ヨハネの首を求めたとされる女性ですよね?まぁ、母親のヘロディアにそそのかされたとはいえ、首を求めてしまうんです。
その絵画にいくつかあって、あやちが気になったのは、そのサロメの表情! ヨハネの首をふつうに見ているのと、嫌そうに目を背けているのとありました。
舞のご褒美に首をくださいなんて人いないでしょうから、この話はそもそも無理がある。あやちだったら、首なんていりません! ネックレスのほうが断然うれしいです!! でも、物語では首を求めることになってるんです。
でも、やっぱり嫌々ですよね?
だから、嫌そうに目を背けてるほうがまっとうな絵ということになりませんか?
嫌々望む・・。母親の希望をそのまま述べたまでかもですが・・・。ん、ここにも違和感があります。本当に母ヘロディアの望みなのでしょうか?
ちょっと調べたときに、王がヨハネを殺したいと思っていたというのがありました。ヘロディアのそそのかしという話の筋のほうでは、サロメの希望に王は困ったけど、みんなの前で約束したので断れなかったとありました。
なにか臭います!!
これ、王が自己正当化していませんか? その上、その責任をヘロディア、少なくともサロメに覆い被せているように思えます。
でも、なぜ?
王が悪く言われたくない、だから、女であるヘロディアやサロメをスケープゴートに?それとも、ヘロディアやサロメが前王の夫人や娘だからでしょうか?
あやちは、しっかり調べては書いていません。想像に任せて筆をすすめています。なので、もしご存知の方がおいででしたら、コメントいただけたらと思います。